第46回十果会に出品する130号です。
この絵を描くにあたり、後楽園ホールでプロレスの試合を取材しました。
プロレス団体ごとに会場の雰囲気や演出内容が違います。同じ団体のレスラー同士が対戦するので、そこは阿吽の呼吸で試合の流れが作られます。レスラーの皆さんは頑丈な肉体をお持ちですから、相手から何をされても大抵は立ち上がります。やられてはやりかえし、先にスタミナが切れた選手が3カウントで負けるような仕組みです。
何度か観戦するうちに、私の興味は観戦するお客さんの方に移りました。超人のような肉体を羨望の眼差しで応援する人々は、それぞれが違う人生と境遇を背負っています。老若男女様々で観戦スタイルも色々。
そんなことを考えていたら、このような絵になりました。
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